建設キャリアアップシステム/忍び寄る業界インフラ

建設キャリアアップシステム(CCUS)が少しずつ普及してきました。

1月末時点で愛知県の登録業者数がID数が2,500を超えたようですね。
技能者に至っては、ID数が11,000を越えています。
おそらくは社数、人数との近似値だとは思いますが、順当に増加しているようです。

時々、ご相談を受けるようになりましたが、
皆さんはやはり経審の点数などが一番気になるのかな?。

建設キャリアアップシステムが経審に加点されるポイントはどこですか?

予測ですが、まずは登録事業者かどうかが加点のポイントでしょうね。

技術者数などはポイントとして影響しますか?

技能者が所持する「カード」のレベルが直接的に影響しそうですね。
レベル4のカード所持者が沢山いれば、より加点される方向になるでしょう 。

民間工事だけなのですが、登録した方がよいのでしょうか?

民間工事だけであれば、特に強制力はないかもしれませんが、
元請企業が登録業者であった場合は、現場管理を統一するために、登録するよう指示される可能性が高いと思います。
また、技能者カードは、技能者本人のものですので、既に所持している技能者のモチベーションに大きく影響する可能性はあります。

例えば、ポイントカードをもっているのに、使える店がない!
カード所持者が未登録の会社で働くということは、それに似た状態になります。
極論を言えば、転職等をする際に、企業に求める待遇のひとつになるかもしれませんね。

モチベーションは確かに問題ですが、他には大きな問題はあるのでしょうか?

例えば、外国人技能実習生がいる場合は、大いに問題視されます。
技能実習生の場合は、国土交通省の告示( 令和2年度1月1日 )によって受入条件とされています。登録しなければならないのです。

登録時、更新時の手間や諸費用は当然必要ですが、
登録するデメリットは殆どありません。
早めに登録してしまいましょう!