建設キャリアアップシステム/詳細型か簡易型か・・・
キャリアアップカードが2種類になり、登録する際にどちらにするか考えることになりましたね。
技能者ID利用料だけを見れば「簡易型/2,500円」「詳細型/4,900円」と、およそ倍近く違います。ただ、10年更新という期間で見ればそこまで辛辣な額面でもないかもしれませんが・・・
仮に「簡易型」で登録をしても、差額を支払えば「詳細型」に変更することはいつでも可能です。(但し、途中で建設業振興基金が更なる値上げ措置などをすると、話が変わってくる可能性もありますが・・・)
では改めてケースで考えてみましょう。
【簡易型】
・単純にカードの所持のみを目的としている。
・資格、経験などの登録を必要としない。
・労災特別加入を有しない。
【詳細型】
・資格登録を前提としている。
・キャリアアップカードをレベルアップする予定がある。
・経審対応を考えている。
・健康診断情報を入力する必要がある。
・労災特別加入を有している。
主な項目はこんなところでしょうか・・・
例えば、「一人親方」の場合だと、労災特別加入を有しているケースが殆どかと思いますので、詳細型ということになります。
外国人労働者の場合は個別に考えましょう。
技能実習生であれば、法令による管理義務を目的とすることが殆どかと思いますので、簡易型でよいケースは多そうですね。
特定技能の場合も、同じく管理義務が目的であると思いますが、こちらは通常の就労ビザであるため、資格取得等を志す方も中にはいると思います。
就労制限のない方(永住者、定住者、配偶者等)の場合、このケースだと日本人と同じく資格登録を前提として、詳細型とするケースが多いですね。
会社負担でカードを作ってもらえる状況であれば・・・
「君は資格があるから詳細型ね!」
「君は資格もってないから簡易型ね!」
というようなことにしてしまうと、空気が悪くなる恐れもあります。
みんな一緒に詳細型として、「早く資格とれよー!」と、優しく促したいところですね。
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